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吉澤 健太郎 (よしざわ けんたろう)

印刷用ページを表示する 2025年10月1日更新

研究者紹介

所属:保健福祉学部保健福祉学科コミュニケーション障害学コース 職位:准教授 学位:博士(医学)

研究室:県立広島大学三原キャンパス3507室

E-mail:yosizawaken@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/k-yoshizawa

研究に関する自己PR

吃音について、臨床的特徴と心理的要因の両面から検討し、個々の特性に応じた支援モデルの構築を目指して研究しています。

研究テーマ

?思春期における吃音のある人への言語聴覚療法とその心理的支援

?吃音に併存する発達障害?精神?神経疾患を考慮した個別支援モデルの構築

?吃音のある人の心理的レジリエンスとコミュニケーション行動の関連

?通級指導教室における専門家診断と学校現場の支援ニーズの把握と課題整理

?吃音のある人への発話の流暢性促進技法の開発と臨床的有効性の検討

研究の特徴?内容

吃音を中心に、科学的根拠に基づく臨床実践の発展を目指しています。発話の流暢さに加えて、話すことへの不安や自信、対人関係といった心理的要因にも注目し、臨床データと心理尺度の両面から分析を行っています。これにより、心理的資質と発話行動の関連を多角的に明らかにし、より効果的な支援方法の構築を進めています。特に、吃音のある人の「話すこと」に伴う心理的負担や回避行動を理解することは、治療方針の立案や支援内容の最適化、さらにはQOL(生活の質)の向上に直結します。そのため、心理的側面と臨床的側面を統合した支援モデルを重視しています。また、発達段階や背景に応じた個別的支援のあり方を検討し、心理的変化と発話行動の経時的な関係を実証的に明らかにすることで、現場で活用可能な介入手法の開発を目指しています。科学的知見に基づく実践を通じて、吃音のある人々の生活の質の向上と、安心して話せる社会の実現を目指しています。

受験を検討している方々へ

人が自分らしく生きるためには、聞くこと、話すこと、そして食べることが欠かせません。こうした日々の営みを支えることは、人生そのものを支えることにつながります。その専門的役割を担うのが、言語聴覚士です。私はこれまで、主に吃音のある方々への支援と研究に取り組んできました。その中で強く感じてきたのは、専門的な知識や技術とともに、「人と真摯に向き合う姿勢」の大切さです。授業?実習?卒業研究を通して、皆さんにもこの姿勢と実践的な専門性を身につけてほしいと考えています。ここでの学びが、皆さん自身の成長と、地域の人々の暮らしを支える力となることを願っています。ともに学び、歩んでいきましょう。

連携協力を検討している方々へ

医療?教育?福祉の各分野で活動されている専門家の皆様や、当事者支援団体の方々と協働し、臨床データの解析や支援体制に関する共同研究を進めています。現場の知見と研究成果をつなげ、より効果的な支援の発展に貢献していきます。

論文リスト

    著書

      専門資格

      言語聴覚士 

      キーワード

      吃音、コミュニケーション障害、リハビリテーション、心理的支援、多職種連携 

      関連するSDGs項目

      34


      所属別一覧