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4年生の学生に、3年生後期で履修した授業を紹介してもらいました!
科目名:ソーシャルワーク演習(専門)Ⅳ
担当教員:國定美香先生
履修時期:2年生 Q4
科目の位置づけ:ソーシャルワーク実践を習得する科目
演習では、4人のグループで、自宅で生活し息子からの虐待が疑われる高齢者の事例について話し合い、実際に支援計画書を作成しました。事例の情報を整理し、糖尿病の悪化を防ぐために、管理栄養士による栄養指導や訪問介護による食事の提供などを考えました。また、病院に通院するために介護タクシーや通所リハビリテーションを利用するなどの計画を考えました。
事例の高齢者には複数の課題がありました。どの課題を優先して取り組むのがよいかを考えることが難かったです。何を最終的な目標にするかについてグループで話あいを重ねました。支援計画書の作成を通して、どのようなサービスがあるのか理解が深まるとともに、調べる力も付きました。
授業では、事例をもとに支援計画書の作成方法を学ぶことができます。また、計画作成の過程では、クライエントを中心に考える視点の大切さと難しさに気付きました。実習を経験した後では、実際の状況がわかるようになり、具体的な計画を考えられるようになります。
演習では、自宅で生活している高齢者への虐待が疑われる演習事例を通して、インテークからアセスメント、プランニング、介入、モニタリングなどソーシャルワークの展開過程について習得を深めます。また、多職種連携やチームアプローチについて検討します。